ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

台風



10年来の大型であるといわれている台風22号が近づいています。だいぶ雨風も
強くなってきました。熱帯低気圧が発生場所によって、「台風」「サイクロン」
「ハリケーン」と名称が変わることは有名ですが、学術的には同じ「台風」でも
風速によって名称が変わるのだそうです。「Typhoon」と呼ばれるのは最大風速
が64ノット以上の場合で、それ以下では「Tropical Storm」、さらに最大風速
34ノット未満では「Tropical Depression」と呼ばれます。日本では最大風速
34ノット以上で「台風」と呼びますので、国際的な学術上の呼称とは若干ズレ
があることになります。「Tropical Storm」と聞くと、パッション系のカクテル
あたりを想像してしまいそうです(^_^)


もう一つ気になるのが「台風」の語源ですが、明治時代末期の中央気象台長
だった岡田武松さんという方が「颱風」という字を使い始めたのがきっかけ
だそうです。ではその「颱風」の元は何なのか?ということになりますが、


1. 中国で激しい風を表す「大風」が由来
2. ギリシア神話の風の神である「typhon」が由来
3. アラビア語のぐるぐる回るという意味を持つ「tufan」が由来
などいろいろあるようです。上の3つはどれももっともらしいですね。
当時は気象衛星もなかったでしょうから、台風がグルグルと円を描きながら
移動しているという認識はなかったのではないかという気がします。そうす
ると3.は可能性が低そうです。1.も2.も風と関係しているので意味的には
つじつまが合いますが、地理的なことを考えるとやはり1.でしょうか。


とにかく、大きな被害なく無事に過ぎ去ってくれるといいですね。