ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

MicrosoftがGroove Networksを買収

そこかしこで取り上げられているニュースですが、グループウエア
企業情報ポータルの分野に関わっている人間としてはやはり触れずに
はいられない話題です。


今後はSPPSやWSSと連携もしくはそれらに組み込まれる形でGrooveの
テクノロジが生かされることになるようです。元々、SPPSやWSSはMS
Officeといったある意味「Fat」なクライアントとデータを共有する
メリットを生かした戦略になっていましたから、Grooveの思想とも
マッチしやすいのかも知れません。


日本でも国産P2P製品として「アリエル」が登場しましたが、製品の
バージョンアップは続いてはいるものの、ボクの知る限り 最近では
話題になることは少ないようです。 設立当初はテクノロジーを前面
に押し出すアプローチが目立っていたように感じますが、P2Pの具体
的な利用シーンでのメリットをわかりやすく伝えるということが 難
しかったのかも知れません。


いずれにしても、SPPSやWSSとGrooveとの連携がどのような形で実現
するのか、次世代のコンポーネント連携基盤であるIndigoとGroove
P2P技術は何らかの接点があるのか、それとも別立てとするのか?
などなど興味は尽きませんが、具体的な成果を期待したいと思います。