ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

X-MEN Final Decision



とりわけ好きというわけでもないのですが、前二作も
DVDでチェックしていたので今作も観て見ました。
まず印象的なのはファムケ・ヤンセンがすごく綺麗な
こと。以前のショートカットスタイルだとちょっと
オバさんぽかったのですが、今回の赤毛のストレート
ヘアはすごく似合っています。最初からこうすれば
良かったのにと思うくらいです。でも、そうすると
ストームと被るので避けたんでしょうかね。そう言えば
今回はストームが逆にショートカットになってます。
ハル・ベリーも相変わらずnobleな雰囲気を醸し出して
いてとても魅力的です。


ただ、テーマを盛り込みすぎたかなぁという感はあります。
ローガンとジーン、プロフェッサーとマグニートパイロ
アイスマン、キティ&ローグとアイスマンの三角関係(?)
といった人間模様やキュアの鍵を握る少年の話やエンジェル
と父との確執といった本作のテーマでもあるミュータント
と人間の共生に直接関係するトピックといったように沢山の
要素が詰まりすぎてしまっていて、どれも中途半端になって
しまっているような気がしました。


ローガンとジーンに焦点を絞るのであれば、キティとアイスマン
がスケートをするシーンなどはカットしてしまって、その分だけ
ローガンとジーンが惹かれ合う背景を描いた方がラストに重みが
出たのではないかと思います。ストームも終始安定キャラですが
我侭な振る舞いを一切せず、感情的な起伏も無いので、せっかく
ハル・ベリーなのにもったいない気もします。結局、ローガンは
何者だったのか?という一作目で投げかけられていた疑問の解答
もないままというのも消化不良です。


とはいえ、あまり深く考えずに楽しむ分にはいい映画だと思います。
エンドクレジットが終わった一番最後にかなり思わせぶりなシーン
がありましたが、アレが何だったのか良くわかりません。
場合によっては続編もあるということの示唆なんでしょうかね(^^)