このブログでも何度か言及していますが、
今後のWebアプリケーションの在り方の
一つとして「Widget」に注目しています。
従来のように、ある特定のURLへアクセスし、
その中に含まれるアプリを利用するのではなく
いろいろな場所から提供される比較的小さな
アプリを画面上にちりばめて利用するスタイル
であること、さらに個々の小さなアプリは特定
の開発言語や実装方式に限定されないことが
大きな違いではないかと思います。
一方、この特徴はWidgetの実行環境や開発方法
に拡散現象をもたらす要因にもなりえます。
実際、Widgetの実行環境ではGoogleはもちろん
Yahoo等のポータル、Netvibesのような専業など
実に様々なプレイヤーが存在しています。
Widgetを作成する側としては個々の実行環境毎に
個別開発するのはさすがに厳しく、統一された
実行環境があればいいのにと思うのは皆同じです。
今回Netvibesが発表したUniversal Widget API
はそうしたことの実現を予感させるものです。
http://www.netvibes.com/
詳細はまだ未発表ということなので、過剰な
期待は禁物ですが、こうした技術の登場で
Widgetの相互流通が可能になれば、Widgetの
市場も一気に大きくなるかも知れません。
同時に注目しておきたいのが、YouOS、Goowy、
StartForce、DesktoptwoなどのWebデスクトップ
との関連です。共通化されたWidgetの実行環境
の普及にはこれらのプレイヤーの動向も大きな
要因として作用するのではないかと思います。
Widget、Webデスクトップ、さらにはZohoや
ThinkFreeなどのオンラインオフィスといった
辺りは引き続きチェックしたいトピックです。
