ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

ashes and snow



グレゴリーコルベールの「ashes and snow
に行ってきました。
「象と少女」の写真を駅で見かけて以来
とにかく早く観に行きたかったのですが
GWの最終日になってようやく念願が叶い
ました。


写真だけでなく、映像にも取り組まれて
いるようで、館内でも上映されています。
同氏の作品の場合は、どちらかと言うと
映像よりは写真の方が好きです。


ヒトと動物のみならず、ヒトとヒトとの
場合でも本当に意識がシンクロするのは
ほんの一瞬だと思っています。それ故に
その瞬間、その瞬間を大切にして、日々
を過ごしたいと常々思っています。


同氏の撮る写真はまさにそのシンクロの
瞬間を捉えたもので、ヒトが自然に対し
心底謙虚になり、畏怖の念を感じている
姿を映し出しているのだと感じます。


一方の映像ですが、音楽とナレーション
が入り、動物たちとの触れ合いも比較的
長時間に渡って撮られています。同氏と
象やクジラが一緒に泳ぐシーンも感動的
なのですが、インタラクションの時間が
長いと、どうしてもヒトの製作した映像
という印象が出てきてしまうのです。


これはあくまで個人的な好みの問題ですが
そういう理由から、ボクは写真からの方が
より深遠なものを感じ取りました。


でもって、「象と少女」のポスターを購入。
強い雨だからということで、とても丁寧に
ビニール包装してくださったスタッフの方
の心遣いに感謝です。


実は会場のノマディック美術館それ自体も
隠れた見所の一つです。廃材のコンテナを
再利用して作られた会場ですが、高い天井
は神殿の回廊を連想させます。


悪天候かつ夜遅くを選んで行ったのは正解。
人も少なくゆっくり観ることができました。
混んでしまうと、せっかくの会場の作りも
台無しになってしまいそうです。金曜日と
土日は夜10時まで開館しているので、遅め
に行ってみるのがお勧めです。