ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

EIPの最新動向と製品の選び方



中堅・中小企業向けサイト「Bizma!」にて
EIPに関するコメントが掲載されています。


http://www.bizma.net/content/0809/56/


EIPはグループウェア、文書管理システム、
APサーバなど異なるカテゴリからそれぞれ
発展してきた経緯があり、それぞれの製品
が元の経緯を色濃く反映した特徴を持って
います。


それだけにユーザ側としては選択の際
に混乱しやすいといえるかと思います。


今後のEIPにおいては単に表示するだけではなく、
エンタープライズサーチなどによる検索と絡めて
検討することが重要だと考えています。


システムAとシステムBのデータをまとめて表示
しようとした場合、双方のデータの日付時刻や
属性を揃えるといった基本的な検索やソートは
もちろん、ユーザの権限に応じた適切な情報の
開示レベル設定が必要になります。


それらをEIPの付加機能として新たに実装するより
エンタープライズサーチと結合する方が自然です。


そういった意味でも今後は文書管理システムから
発展したEIPが注目株ではないかと予想しています。


中堅・中小企業にとってはまだまだ高価なシステム
かも知れませんが、表示層での簡単なデータ結合から
始めて、徐々に上記のような検索も含めた情報統合へ
つながっていけばと期待しています。