ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

中堅・中小企業のERP需要を喚起する「手軽な見える化」



TechTargetの「エキスパートに聞け!」というコーナーにて
中堅・中小企業のERP活用についてお話させていただきました。


http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0909/14/news02.html


中堅・中小企業向けERP市場は潜在的には大きな需要があります。
ですが、潜在顧客の多くは会計、販売/購買といった単体の基幹系
業務システムを既に導入しており、敢えてERPへシフトする必要性
を感じていないことが障壁になっています。
しかし、単体の業務システムが連携せずに散在している状態に課題
を感じていることも事実で、課題と解決がうまくリンクしていない
状況を何とかしなければならない状況といえます。


一つの突破口となるのが、「手軽な見える化」です。ここで言う
見える化」はDWHやBIといった本格的ものであったり、経営層の
意思決定支援を行う高度なものではなく、Excelシートなどの形で
個人が握ったままになり、社内に埋没しているデータを可視化する
というものです。


社内にどんなデータがあるのか?がわからなければ、どの基幹系システム
を連携させるべきか?そのためにどれくらいの投資をするのが妥当か?の
判断ができません。そのために、まずは最小限のコストで社内に存在する
データ価値がどれくらいあるのかを見極めることから始めようというわけ
なのです。


ご参考になりましたら幸いです。