ITアプリケーションのシェアと評価のリリース、
まだまだ続きます。本日は「帳票」です。
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2010itap_report.pdf
帳票は必要とするユーザ企業とそうでないユーザ企業
(Excelなどで作成した書式では足りないと考える企業)
がはっきりと分かれる傾向にあります。
そう考えると、帳票を必要とするユーザ企業には既に
行きわたった状態なのか?と思えるかも知れませんが、
パッケージという観点では独自開発システムから移行
する余地がまだ十分にあります。
そこで重要になるのが、今後出てくるであろうニーズ
への迅速な対応ということになります。例えば、海外
展開を見越した多言語対応や、拠点間のシステム統合
を踏まえたリモート出力/管理への対応などです。
一方、ASP/SaaS形態での利用が進むまでにはまだ相応
の時間が必要と予想されます。業務システムのデータ
を出力するという帳票本来の役割を考えると、まずは
業務システム自体がASP/SaaS形態にシフトしなければ
帳票を同形態にするメリットがあまり得られないから
です。ですが、出力した文書の保存先を提供するなど
といったように他の要素を加えるということであれば
また話は別です。
いずれにしても、比較的新しいカテゴリでもあるので
今後の変化には引き続き注目していきたいと思います。
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