ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

不況に強いIT活用提案は「IT投資状況」と「業績状況」の二軸で判断



BCN Bizline連載の
「定石を再考する 〜調査データの裏に見えるSMBの実態〜」
の第六回です。
http://biz.bcnranking.jp/article/serial/iwakami/1011/101101_124451.html


中堅・中小企業がどのようなITソリューションに
取り組もうとしているか?は誰もが常に注目する
トピックです。


仮に経済環境が好転したとしても、以前に提案した
ソリューションがそのまま通るとは限りません。


当然ながら、「どんなソリューションを望みますか?」
ということを尋ねた上で施策を練るわけですが、その
答えが
『IT関連予算が確保できたという前提で検討されたITのための投資(for ITの投資)』
なのか、
『企業の業績を改善したり、企業が競争に生き残っていくための投資(by ITの投資)』
なのかを区別することが大切です。


「for ITの投資」は企業業績に左右されやすく、IT投資の中長期計画を立てることが
あまり多くない中堅・中小企業においては案件の延期/中断が起きやすいものです。
一方、「by ITの投資」は提案時の難易度は高くなりますが、景気変動に左右されずに
ユーザ企業との関係を深化していく良い機会となります。


この二つを見分けるための指標が「IT投資状況」と「業績状況」です。記事中では
具体的なIT投資項目を例に挙げて、この二つの指標の読み方を解説しています。


ご参考になれば幸いです。