今年最初のリリースになります。
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2011itmark_rel.pdf
例年、年始にはその年の展望について触れたリリースを
書くのですが、今年は直近の施策に役立つような内容に
なるよう意識しました。
冒頭で全体傾向について触れた後、特に
注目すべき5つのトピックを挙げています。
その中でも特に重要ではないかと考えているのが
最後の「海外展開」に関するトピックです。詳細は
近日中に別途リリースを出しますが、中堅・中小市場
においてもユーザ企業の海外展開への取り組みは
無視できない動きです。
クラウドによるビジネス構造の変化やIFRSなどの
法制度対応に伴うシステム刷新といったトピック
が注目されがちですが、前者は「既存システムを
移行することでコスト削減を実現できる」という
ユーザの認識をある程度変えていくための時間が
必要です。後者は既存システムの大半が対応する
ことになるので、必ずしもシステム刷新のトリガに
なるとは限りません。
一方、海外展開に取り組む際には複数拠点における
システム管理/運用の必要性からクラウド活用を検討
したり、異なる商習慣や会計基準に対応するために
基幹系システムを刷新するといったことが起きやすく
なります。つまり、海外展開は他の変化を後押しする
役割を担う可能性があるわけです。
クラウドがもたらすビジネス構造の変化も重要ですが、
ユーザ企業が自ら取り組む意識が強く、直近で起こり
得る変化という点で海外展開に向けた動きも注視して
おく必要があるのではないかと考えています。
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