以前にITmediaエンタープライズに寄稿させて
いただいたプライベートクラウド関連記事中で
「バーチャルプライベートクラウド」について
触れました。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0908/05/news005_3.html
まだ新しい用語であり、具体的な商用事例
を紹介するまでには至らなかったのですが、
AWSが「Amazon VPC」というサービスを開始
しました。(まだ限定ベータ版ですが)
http://aws.amazon.com/vpc/
暗号化されたVPNを介して自社内環境と接続ができ、
ルーティングも可能であるとのことです。ですので
クラウド内からインターネットにアクセスする際に
自社内に置かれたアプライアンスを通すことで情報
漏洩を防ぐといったことができると思われます。
クラウド内にリソースを置いたまま、自社における
既存セキュリティポリシーを適用できるという点で
パブリッククラウドがプライベートクラウド寄りに
進化するという実例が早くも出てきたということに
なるかと思います。
他のパブリッククラウド提供者も同様の動きを
とるかどうかなど、今後の動向に要注目です。