ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

導入効果資料よりもまず課題リストの提示が大事



WebBCNで連載中の「定石を再考する」の四回目です。
http://biz.bcnranking.jp/article/serial/iwakami/1009/100901_123829.html


厳しい経済環境が続く中、中堅・中小企業がIT投資を
検討する際に最も重視するのは単なる価格の安さでは
なく、「自社で本当に使えるか?期待する効果を得る
ことができるのか?」という費用対効果の視点です。


この点を踏まえるとROIを客観的かつ数値的に示した
資料の提示が有効であるように思えます。ですが、
自社がどんな状況にあるのか?の把握が難しい中堅・
中小企業にとってまず必要なのはとりあえず課題を
列挙し、それに当てはまるものをチェックしていく
「課題リスト」です。ちょうど、健康診断の問診票
のようなものと考えるとわかりやすいかと思います。


本稿では「まず、きちんと効果を示すことが大事」と
いう定石に対し、それ以前のステップとしての「課題
リスト提示」の重要性について解説しています。


ご参考になりましたら幸いです。