ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

平凡の非凡



ファーストリテイリング会長兼CEOの柳井氏のインタビュー
に下記のようなものがあり、大変参考になりました。


新製品や新規ビジネスでの成功というと、限られた逸材に
よる天才的な発想やアイデアによってパッと花が咲くとい
うイメージが強いですが、決してそうではないそうです。


ユニクロの成功においても、あくまで消費者の視点でモノ
を見て、フリースの着心地や肌触りといったことをとこと
んまで考え抜いた結果、消費者に認められるようになった
というお話でした。


天才が思いついた画期的なモノだと「非凡の非凡」になっ
てしまって、素晴らしいかも知れないけれど世の中には受
け入れられない可能性が高いそうです。目指すべきなのは
「平凡の非凡」であり、凡人の視点で思いついた事、気の
ついた事を非凡の努力でとことんまで突き詰めたところに
本当の成功があるのではないかということでした。


かく言う柳井氏は非凡の才能の持ち主であろうと思います
が、「平凡の非凡を目指すべき」という言葉は凡人である
ボクらにとってはとても励みになります。


奇をてらって一気に花咲くことを考えるより、等身大の視
点で地道に努力を続けることが結局は大事なんだなぁとあ
らためて思いました。