ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

ダリ回顧展



今日はダリ回顧展を観にいきました。
開始直後にも足を運んだのですが、あまりの
行列に断念したので、再チャレンジです。
さすがに大晦日なら多少は空いているだろうと
思ったのが大間違い、またしても行列でした。
ですが、今回は先送りにするわけにもいかず
寒空の下で行列に並んで入館を待ちました。


シュールレアリズムについては正直なところ
良くわかりませんでした。(そもそも頭で理解
するようなものではないですが....)
ボクなりに解釈すると、ダリの絵に描かれて
いるのは一種の「ワームホール」なのかなぁ
などと絵を見ていて思いました。


人の目から衛兵が槍を突き出していたりと
いったように人間の体の一部が別の時空に
つながっているかのような絵が多かった
ように思います。傍らにはフニャフニャに
なった時計が描かれていて、時間の歪みが
あることを示しているかのようです。
通常ワームホールといえば宇宙のお話ですが
それが人間の身体と結び付いているとすれば
それはそれで面白そうな気がします。
また時間的な流れにおいても生誕や死去、
隆盛と衰退いったエネルギーの流れに沿って
そうしたワームホールが出現している様子が
描かれているように感じました。


かなり勝手な解釈かも知れませんが、自然科学に
帰着させて理解するのがボクには一番すんなりと
腑に落ちます。まあ、こういう鑑賞の仕方もある
ということで、2006年の芸術鑑賞を締め括ること
にしました。


来年もいろいろと観て回りたいです。