ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

Groovy連載第二回

SDCのGroovy連載第二回がアップされています。


「実際にGroovyを動かしてみよう」ということで、
ごく簡単なサンプルを掲載しています。Groovyが
便利な点はちょっとしたテストアプリケーション
を手軽に作成できるところです。


以下は
1,2,3,4
5,6,7,8
という内容のCSVデータを読み込んで、各データの値を
倍にして結果を表示するコード例です。テストに用いる
元データをテストに適した形に整えるような場面を想定
しています。
file = new File(args[0])
file.withReader{reader ->
    txtLine = reader.readLines()

    txtLine.each {
        colLine = it.tokenize(",").collect{x -> x.toInteger() * 2}
        println colLine.join(",")
    }
}
実行すると、以下のようになります。
2,4,6,8
10,11,14,16
テスト用コードをJavaで書く場合、例外処理を丸めたりといった
省略をすることも少なくないかと思います。ですが、プログラム
を覚えている最中の新人さんにとっては例外処理を省略して良い
場合とダメな場合の区別がつかず混乱してしまうかも知れません。


通常のコーディングはJava、テストコードや開発用のユーティリティ
はGroovyという使い分けをすれば、混乱せずに開発効率を上げること
ができるのではないかと思います。


連載の次回はGrailsを実際に動かしてみます。