キーマンズネットのインタビュー記事が掲載されました。
http://www.keyman.or.jp/at/sec/pki/30004339/
「クラウドのセキュリティ」はとても広範囲に及びますが、
比較的盲点になりやすいものを中心とした対策について
お話しさせていただいています。
以前にも書きましたが、普通に調査をすると「クラウドを
導入する前のユーザ」と「導入した後のユーザ」では後者
の方がクラウドのセキュリティに対する懸念を挙げる割合
は低くなります。
この結果を踏まえて「クラウドのセキュリティ懸念は実際に
導入をすることで徐々に解消される」と結論付けられること
があります。
ですが、「導入済みユーザ」に対して、
クラウドのセキュリティに対する懸念は元々懸念がなかったのか?
それとも、導入前には懸念があったが、導入後にそれが解消された
のか?
を尋ねてみると、「元々懸念がなかった」という回答が
実は多いという傾向が見られます。
つまり、現在クラウドを導入しているユーザの中には
元からクラウドのセキュリティについてそれほど懸念
をいだいていない(その理由は十分なスキルや知識を
持っているケースから、根拠はないが安心していると
いうケースなど様々ですが)割合が高く、導入した後
に懸念が解消しているとは必ずしもいえないのです。
ですので、「慣れれば大丈夫」という言い方ではなく、
起こり得る事象やリスクとその対策を事前にきちんと
ユーザ企業に示すことがやはり大切なのではないかと
考えています。
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