ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

「ひとり情シス」関連調査リリース



「ひとり情シス」をテーマにした調査結果をリリースしました。
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2012QRsprSP1_rel.pdf


昨今取り上げられることの多い「ひとり情シス」ですが、
これに該当する企業のIT投資特性はIT管理/運用の担当者
を決めていない企業とも異なりますし、担当者を2名以上
擁する企業とも異なる固有の特徴を持っています。


中小企業におけるIT活用の裾野を広げるには、こうした
「ひとり情シス」企業の支援が重要ポイントとなります。


その際に大切なのは「企業が持つ拠点の数」という観点です。


今回の調査では
・ひとり情シス企業はIT管理/運用の担当者を決めていない企業
 と比べると、年間IT投資額が1.8倍に達する
・2〜5の拠点を持ち、各拠点でITインフラが個別管理されている
 中小企業では「ひとり情シス」の割合が高い
といったことが明らかになりました。


つまり「複数拠点を一人でカバーしている中小企業」を支援する
ことがユーザ企業からも求められていますし、ITを提供する側に
とっても攻めどころの一つであるといえそうです。


「従業員数**〜**人ではひとり情シスの割合が**%」といった
企業規模からの観点だけでなく、そこに「拠点数」という要素
を加えることが重要と考えています。