18種類に渡る業務アプリケーションの導入社数シェア
と評価に関するリリースを毎年発行しています。
本日はその皮切りとなる「ERP」についてのリリースです。
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2012itapp_erp_rel.pdf
大企業向け市場においては
・SaaSによる補完(SAPによるSuccessFactors買収やOracleによるTaleo買収など)
IaaSによるインフラ面のコスト削減(ワークスアプリケーションズによる自社製品の
AWS上での運用サービス展開など)といったクラウド活用
・SAP HANAやExadata/Exalyticsなども含めたビッグデータの活用
・コンシューマライゼーションを意識したUI上の様々な工夫
(Infor Global SolutionsのInfor10 ION Workspaceなど)
といった、主にベンダ側のリードによる様々な取り組みが活発です。
一方、現時点の中堅・中小市場においては
『個別カスタマイズされたパッケージの
維持コスト負担をどう最小化するか?』
が依然として最大の課題となっています。
ただし、全体に占める割合はまだ少ないですが、中堅・中小に
おいてもSaaSによる補完やIaaS活用によるコスト削減といった
取り組みを進めている例も存在します。
また、スマートデバイスやBIといった新たなソリューションの芽も
垣間見えてきています。
(前者はスマートデバイスならではの利用シーンの開拓がまだ
進んでいないこと、後者は現場レベルでの活用であるため、
BIという括りで市場動向や事例を掴みづらいことが課題です)
往年の課題解決に取り組みつつ、並行して新たなソリューション
の準備を進めることが求められている局面と捉えています。
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