昨日のSunとGoogleの提携はボク的
にはかなりのビッグニュースでした。
http://www.sun.com/2005-1004/feature/index.html
この提携によってデスクトップアプリケーションの
インストール、ひいては流通の仕組みが大きく変化
するかも知れません。
Googleは既にいくつかの優れたネットワークを介して
簡単に導入が可能なアプリケーションを提供しています。
SunもJavaが持つ機能の一環としてJava Web Startを
持っています。
両社の持つこれらの技術がうまく融合すれば、ネットワーク
を介して手軽にアプリケーションを導入したり更新したりと
いったことができるかも知れません。
発表の中ではOpenOffice.orgに絡んだ協業の可能性について
触れられていましたが、単にアプリケーションのネットワーク
越しでの配信だけでなく、Googleが得意とする検索サービス等
の各種サービスとこうしたアプリケーションを組み合わすなど
といったことも考えられます。従来のデスクトップ環境では実現
が困難だった「サービス連携型」のアプリケーションといった
モノも登場するかも知れませんね。
それらを突き詰めると一種の「バーチャルデスクトップ」みたいな
ものもありえます。Sunは既にハードウエア面ではシンクライアント
を使って「何時でも何処でも自分のデスクトップ環境が再現できる」
といったことを実現済みですが、それをOSやハードウエアに依存せず
ソフトウエアの範囲内で実現するといったことも今回の提携の先には
視野に入ってくるような気がします。
いずれにしても、この提携の結果生まれてくる何かしらのソリューション
ないしはサービスが「Vista」にとっては手強い競合になるであろうことは
確かではないかと思います。
JavaOne Tokyoのゼネラルセッションではこの提携について何かしら
触れられることはあるんでしょうかね？何かしらの展望を聴くことが
できたらとても嬉しいです。
