三日目はまずゼネラルセッションの内容に注目しています。
初日はMark Hapner氏によるJava全般についての話、
二日目はJeff Jackson氏とAlan Brenner氏という顔ぶれから、
Net Beansなどの開発ツール系の話とJavaMEに関連した話、
といった感じではないかと予想しています。三日目はSimon
Phippsということなので各種ライセンスに関する事柄と
オープンソースに関連した話になるのではないかという
気がします。先のGoogleとの提携に関連した今後の方向性
がオープンソースと絡むようであれば、この三日目に何か
発表があるのかも知れません。もちろん三日とも要注目で
あることは確かなのですが、何となく三日目にサプライズ
があるような予感がしています。(外したらすみません..)
セッションの方も相変わらず盛りだくさんです。
[1コマ目]
Gavin King氏とLinda DeMichiel氏によるPersitenceAPI
に関するセッションがあります。EJB3.0のスペックリード
とHibernateの作者というまさにゴールデンコンビによる
セッションといえるでしょう。ひがやすお氏のDIに関する
セッションとバッティングしているので非常に悩みます。
[2コマ目]
恒例のパズラーがありますが、「Java SE embedded」と
いうセッションも気になります。同名セッションがUSの
JavaOneのセッションカタログでは見つからなかったので
概要がよくわからないのですが、JavaSEを組み込む場合
のお話なんでしょうか?もしそうであればJavaを使った
製品開発に携わる者の一人としては要チェックですね。
ちなみに1コマ目と2コマ目連続でDoris Chen氏のJSFと
Creatorに関するCodeCampがあります。以前に同氏のJVM
やGCに関するセッションに出たことがありますが、とても
明瞭でわかりやすく解説してくれるのでJSFやCreatorを
一気に把握したい方にはとてもオススメのセッションです。
[3コマ目]
Brian Beck氏によるMustangやDolphinのフィーチャーに
関するセッションがあります。同氏は国際化にも関わって
いたことがある方なので、この際日本語に関連した要望を
直接投げかかけるチャンスかも知れませんね(^^) メール
などではUTF-8とJIS X0208とのコンバータを自作したり
して苦労されている方が多いのではないでしょうか(ボク
もその一人ですが)ちなみにJavaの国際化に関してはBeck
氏と共に国際化関連で尽力されている奥津正義氏のBOFも
ありますので、常日頃日本語関連で苦労されている方には
貴重な機会になるのではないかとボクも期待しています。
さらに、Pat Patterson氏によるSAMLやLiberty ID-FFと
いった認証技術の紹介とそれらの連携に関するセッション
があります。ちょうど同氏も執筆に加わっている記事が
Sun Developer Networkにアップされているので、この
セッションに参加される予定の方は事前にチェックして
おくと、より理解が深まるのではないかと思います。
http://developers.sun.com/prodtech/identserver/reference/techart/id-enabled-ws.html
[4コマ目]
Ajax関連ネタと二日目にも登場したCliff Click氏による
GCに関するセッションがあります。前者がAjaxの概念的な
内容であるようであれば、後者を選択するといった感じで
しょうか。
[5コマ目]
吉田豊氏とCraig McClanahan氏によるWEB Tier全般を網羅
する内容のセッションがあります。これはもう、WEBアプリ
開発に携わる者としては外せないセッションですね。
[6コマ目]
先に書いた奥津正義氏による国際化に関連したBOFがあります。
身近にも国際化対応の話などがちらほら出てきているので、
現状の把握と勉強のために是非参加したいと思っています。
[7コマ目]
数多くの書籍を執筆されている河村嘉之氏のPOJO+Annotation
によるBOFがあります。以前にこのBlogでも触れましたが、
http://d.hatena.ne.jp/dufresne/20050930
Annotationでカバーすべきところは何処で、コーディング規則
でカバーすべきところは何処なのか、といったことは最近特に
興味のある事柄なので、そのあたりの勉強も兼ねて参加したい
と考えています。
[8コマ目]
Gavin King氏とLinda DeMichiel氏が再び登場です。EJB3.0
のスペックそのものについてはかなり情報が出回っていますが
EJBの今後の方向性について是非聴いてみたいです。RDB以外の
データソースへのパーシステンスはどう考えていて、JAXBなど
の他のスペックとの兼ね合いはどう捉えておけばよいのかとか、
SLSBとJAX-WSの関係はJAX-RPCの頃と変わってくるのかなど、
自分なりに知りたいと思うことがいくつかあります。(実は既
に周知のことかも知れませんが...)