ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

BCN対談



週間BCNにてソリトンシステムズの松本さま
と対談をさせていただきました。
http://biz.bcnranking.jp/article/special/1004/100428_122602.html


クライアントPC管理は抑制傾向が続いている
中堅・中小企業のIT投資の中でも期待できる
分野です。


そこで注目が集まるのがソフトウェア、アプライアンス
サービスといった内のいずれの形態が今後主流になるか
という点です。


現時点の中堅・中小企業では「既存のクライアントPCを
そのまま使い、手元において管理をしたい」という意識
が強いため、ソフトウェアによる形態が優勢という状況
ではあります。
中堅・中小企業はIT担当者が少ないため、サービス形態
がすぐに受け入れられると思われがちです。理論的には
そうなのですが、実際の現場では「目に見えるところで
管理したい」「自分で作業をしたい」という心理も依然
強く働いているという実情があります。


上記の傾向は「運用管理」という側面では当てはまりますが
情報漏洩防止などの「セキュリティ」が絡んでくると事情が
少し変わってきます。セキュリティにはある程度のスキルが
必要ですし、単なる運用管理よりも責任が重くなってきます。
セキュリティは「GUIを持たないSaaS」の代表例でもあり、
そこにはサービス利用への強い潜在需要が存在しています。


ですので、クライアントPC管理に含まれる様々な要素のうち
どれに対するニーズが高くなるか?が今後主流となっていく
形態を左右する要因の一つになるといえそうです。