ゆーたんのつぶやき

株式会社ノークリサーチにてIT関連のシニアアナリストとして活動しています。

An Inconvenient Truth



10月に出張へ行った際に飛行機の中で先行上映
されているのを観ました。日本でも近々公開と
いうことで露出も多くなってきているようです。


ゴア氏については大統領選当時の印象が強かった
のですが、この映画を見た限りでは彼の主張自体
は極端な環境保護を訴えるものではなく、経済の
発展と地球環境とは決して相反するものではない
というのが基本路線であることがわかります。


この手の映画は宣伝目的であったり、過剰な演出
が嫌気されることも多いですが、終始淡々と事実
だけを伝えている点では好感が持てます。


この映画を一人の男にフォーカスしたドキュメンタリー
として観ても良いし、温暖化に関する知識を深める目的
で観ても良いし、もっと単純に一つの物語として観ても
良いかと思います。あまり肩に力を入れず、「ふうん、
そういうこともあるのか」くらいの気持ちで、この映画
が訴えていることを頭の片隅に置いておくことは損では
ないでしょう。


環境への取り組みと経済的な発展を両立している例として
日本の企業が紹介されているあたりは嬉しいことですね。